先日はころりんフェスタにご協力、ご参加いただきありがとうございました。
役員様方のご尽力には特に感謝いたします。皆様に支えられて今のころりん村がある事を日々実感しております。
さて、今のころりんがあるという事は昔のころりんがあり、昔通っていた子どもがあるわけですね。昔の子どもって、ころりんってどんなだったのかな?と思っていた所へ、実家から「れんらくちょう ひよこぐみ たむらげんき」が出てきました。何を隠そう僕も30年前のころりん子だったわけです。ああ、そうだそうだ、自分はどんな子どもだったのかな?とページをめくり、母と新任の先生「いくちゃん」とのやり取りに目を通させてもらいました。
↓ひよこ(年少)の終わり頃、母から家の様子です。
3/15(日) ワァ~イ やっと見つけました連絡帳! ずぼらな母の為、どこにおいたか、いくら捜してもわからなくて…。よかったよかった。
いくちゃんももう何年ころりんにいるの?と聞きたくなる位、ころりんにとけこんでこれからますます頑張って下さい。
玄記はこの頃悪くなってきまして、家の廊下でおしっこしてみたり、食べ終わったポテトチップスの袋を持って来て、何かと思ったら、
「おしっこしてみた」。
ゆずらないところは決してゆずらず、兄を泣かせたり、カーテンでターザーンしてみたり。トイレットペーパーを1巻全部トイレに流して、トイレをあふれさせたり。
私がおこってばかりいると
「おかあさん おとこみたい」
わざと私のことを「おとうさん」と呼んだりする。おもしろいやつです。
だっこだっこの大変な甘え子です。園でとはずい分違うのかな。これからどういうはとさん(年中)になるのかな。
又宜しくお願いします。(母)
ん~!…は、はずかしい!けっこう腕白なひよこちゃんですね(笑)
今までころりん子のいたずらを見ると
「まったくしょうがねえなぁ…」「いたずらっ子だなぁ〜!!」
やれやれ…なんて思っておりましたが、蓋を開けてみれば何の事はない、
「昔の自分も一緒だあ~!」
いや…みんなの方がかわいいイタズラかも…あっ、でもほら、最近だって
「廊下の端っこからおしっこして朝顔の色が変わってたり(えっ?リトマス紙?)」
「水槽にブロック詰め込んでみたり」
「園の電話かってに出てたりしてかってに切る(笑))」
「自分のカバン切ってみたり、髪の毛切ってみたり」
大人の目がえ~!?って飛び出る位、イタズラしてますね(安心、安心)。
あ、でもきっと僕もみんなも、その度に周囲の大人に見守られ、注意してもらったり、笑って許されたりしてきたんだろうなぁ。。感謝です。そのおかげで、イタズラ心、子ども心を失くさずに大人になれた気がします。そして、今の仕事にすっごく役立ってます!!!
子どもの心に寄り添うのはもちろんですが、ころりんの保育者はあそびが仕事!!
子どもをドキドキさせたり、ワクワクさせたり、たまに木登りして
「あいつ、すっげえなぁ!!」
と思わせたり、子どもの心を動かすには、子ども心で触れるってことですね!!
↓はと組(年中)の頃はこんな様子だったそうです。 担任のいくちゃんから。ちなみにクラスは男23名、女5名でした。
玄記君のころりん村での2年が終ろうとしています。
何でもかんでもこの頃から積極的でお友達も多い玄記君。もうきじ(年長)です…早いですね。
このごろ玄記表の「目の力」がいっそう強くなってきたように思います。「目は、口ほどに物を言う」ではないですが、玄記君は口で言わはなくても目にすごく感情を出します。特にケンカ (最近はしなくなりましたが)とか戦いごっこ。見ていて私も怖くなる程のするどい目をします。またその逆に、元気がない時、淋しいなという時は、目が「パワー“0”」を訴えます。そんな時こそ「抱っこ」なのですが…あまりしたがりません。テレもあります。玄記君だけではありません。ほとんどの男の子がテレたり、逃げたりしています。そんな子ども達に、物足りなさを (もっと甘えてくれてもいいのに…)感じている今日この頃です。
ふざけたりした時におんぶや抱っこをしてくる時があるので、そのチャンスをのがさないよいように周りの子に気づかれないように思いきり抱っこやおんぶをしてあげています。1対1になる時は 玄記君にとって(私にとっても)チャンスです。赤ちゃん言葉で話をしたり、普段友達同士では見せない面を出してきます。そんな中で(1対の1の中で)思いきり甘えてくる玄記君が私は大好きです。(担任)
↓そして、きじ組(年長)の卒園間際のお便りです。
先日はお忙しい中懇談会に出席していただ き本当にありがとうございました。
あっという間の3年間、ころりん村での生活も残りあと数日となりましたね。きじの前半は、言葉で強く態度で強くといった感じで仲間と接していて途中ひとりぼっちになったこともありました。そのあたりから少しずつ変わってきました。
すっかりたくましくなりかどがとれました。頼れる存在として皆から慕われるようになりました。
仲間に認めてもらえた玄記君は、周りに気配りが出来るようになりました。ケンカの仲裁、年下の子の世話、私の手伝いまでしてくれるのです。
私が1人担住で頼りないせいもあるのでしょう。みんなを集めてくれたり、注意をしてくれたりクラスのリーダー的存在なのです。それを発揮し始めたのが今から1週間位まえからなのです。せめてあと1ヶ月あればクラスをしきれる(いい意味で)、任せられるのに、きっとそこで伸びる姿が見られたのに…
今学期は「○○が出来るようになりました。」 の成長ではなくて心の成長が大きかった玄記君でした。
しばらくすると違う環境に入ります。
サッカー、どろんこ、かけっこ何でもこいの玄記君ですから遊びにはこまらないでしょう。けれど、学校の雰囲気に慣れるのには緊張するので時間がかかるかもしれません。
けれど玄記君は、しっかり自分というものをもっているので大丈夫です。
ころりん村は、それぞれの子に場があり、お互いどんな仲間か認め合っています。とっても素晴しいことですね。学校へ行ったら、ゆっくりじっくりと自分の場を見つけ、認め合える仲間に出会えることを願っています。
3年間、頼りない私をこども達と一緒にあたたかく見守って下さり、本当にありがとうございました。(担任)
ころりんに通っていた頃のことを思い出すと「あぁ楽しかった!!」という想いと共に「先生がやさしかった!!大好き!!」という記憶が思い出されていたのですが、この連絡帳を読んで納得しました。
3年間、こんなに自由にさせてくれて、成長を見守ってもらえて、その時の自分の姿をそのま~んま受け止めてもらえていたんだなぁ…。よく見てもらえてたんだなぁ。ただただ感謝です。いくちゃん、ありがとう。
さて、そんな絆が今の子ども達と保育者との間にも築かれていっております。
「大人ってのもいいもんだな」「自分を大切にしてくれる。わかってくれる」
信頼関係を結べた経験は次の場所でも、次に出会う人との関係においても大きな財産となります。もしかしたらそれが、代々伝わるころりん村からのプレゼントなのかもしれないですね。
Merry X’mas!
2024.12 げんき(副園長)