おしらせ

保育の広場

2015(平成27年)5月 きじ組保育の広場

きじ組スタート!! Dちゃんを新たな仲間に加え、 24人での出発です。

「ころりんで一番のお兄ちゃん、お姉ちゃん」この言葉が 本当に似合うスタートダッシュを切りました!

ころりんで最後の1年 そう考えるととても寂しくなりますが、子どもたちは、いつもと変わらない “ころりん”の風景を楽しみながらこの1年を満喫してくれることでしょう。さぁみんな!全力で楽しもう!!

お父様、お母様方、 今年度もよろしくお願い致します。

★きじってかっこいいな~

ひよこ組、はと組のときから大の仲良しのA君とB君。

たくさん 一緒に遊び、たくさん笑い、ケンカもたくさんしてきました。

そんな2人の きじ組最初のケンカは「秘密基地」を巡ってでした。

きじ組の部屋 には、前に押入れのような空間があり、その周りに大きな積み木を いくつも重ね、並べて自分たちの体が隠れるくらいの大きな基地 を作っていました。

はじめは、互いに積み木を好きなように並べていき、 その中に入ったり、外に出て戦ったりしていました。しかし、積み木も残り少なくなると、基地をどのようにしていくのかで意見が合わなくなった ようで、互いに意見をぶつけ合っていくうちにA君の目には涙が溢れ てきました。

その様子を見ていたC君が

「ティッシュある?A君に持っていって あげるの!」

とティッシュを箱ごと持ち、A君に渡していました。

C君は 2人の話を色々と聞いてくれて、A君はC君が優しくしてくれたのが 嬉しくて、悲しい気持ちも徐々に少なくなっていったようです。 

その後、2人が呟いてくれた話によると、ケガをしている手を守るため に狭いスペースで基地を作りたかったA君と、もっと大きなところに 基地を作りたかったB君。

遊んでいる途中で考えをぶつけ合うことで、一度は 互いに悲しい思いをしてしまったとしても、C君の優しさに触れ、そして 最後には互いに考えていたことを伝え合っている。

A君とB君の2人だけで なく、友達が入ってきてくれることで、その場にいた一人ひとりが考えること、 感じることの幅が広がったと思います。今後も意見を主張し合うからこそ、ぶつかることもきじ組は多くなるかもしれませんが、その都度、この ような広がりをみせてくれるのかなと思うと、この繋がり方に 「きじってかっこいいな~」と感動しました!

☆子どもも大人もはと組の面影が残っています。

きじ組になって最初の週末(始業式の日は除いて)、通園バックを 持ち帰る日です。空っぽの通園バック、タオルかけ、上履き袋をテーブル の上に並べ、

「今日は通園バックの日だよ」と声をかけると、はじめは

「え、やるの~」

などと気が乗らない様子でしたが、気が付けば自分 でやり、ロッカーにしまっていました。

ロッカーや下駄箱、タオルかけなど、 これまでは自分のマークシールと名前が貼ってあったのが、きじ組では 貼ってなく、「好きなところでいいよ」と子どもたちに任せています。 

はと組のときは「やっておいて~」と言う子が多かったのですが、きじ 組では名前が貼ってないので、

「自分で取りに行かないと!大人にはきっと 場所がわからない!」

と感じているようで、みんなやってくれました!

 通園バックのやりとりを見ても、きじ組だな~とまた感動していたの ですが、そこはこのクラス!

次の月曜日のことです。(月曜日は金曜日 と反対で、自分のものをそれぞれの場所に置きにいきます。)

登園すると、 通園バックを中身の入ったままロッカーに入れて、

「遊んでくる!(通園バック は)あとでやる!」

「やっておいて!」

と遊びに行く子ばかり・・・タオルかけ、 下駄箱、通園バック入れはほとんど空っぽでした。はと組のときは一人 ひとりの場所に名前が貼ってあるので、「やっておいて!」と言われても、その子 の場所に置きに行くことができたのですが、きじ組では名前が貼って ない・・・

そのことを僕が一番よくわかっていなかったようで、今回も「わかった! やっておくね!」と答えていました(笑)

そしてその子たちの通園バックをやろうと 手に取ったときに「いやいや、上履きもタオルもどこに入れたらいいか わからないよ(笑)

と自分自身につっこみを・・・と同時に園庭を見ると みんなが笑顔で遊んでいる姿がそこにはあり、やっぱり好きなことを しているときが一番輝いているんだなと再確認できました。

 通園バックは今後どのようになっていくのか見守っていきたいと思います。 

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