「ころりんのおじいちゃん」
子どもにとって、おじいちゃんおばあちゃんの存在って大きいですよね。
只々、受け止めてくれる。甘やかしてくれる。かわいいね、良い子だね。
そうやって受容してくれる存在っていうのは、子どもにとってほっと一息。
お母さん、お父さんとはまた違った安心を得ているのではないでしょうか。
さて、ころりんのおじいちゃんと言えば、園長マメと、かっぱ先生です。
パワフル!熱血!やる時はやる!幼心に、なんだかすごいパワーを園長マメから感じていました。
そして当時、園の廊下で子どもに囲まれながらギターを奏でていたかっぱ先生も、今やおじいちゃん。
大人になってころりんに遊びに来てびっくりしたのは、カッパ先生が子どもの頃のイメージそのままだったことです。
そして職員としてころりんで一緒に働く中、カッパ先生の優しい人柄と存在に幾度も助けられました。
その優しさは、保育の中でも子どもに自然と伝わるんですね。
ある時ふと気がつくと、普段おとなしくて口数が少ない子が、職員室でかっぱ先生の周りにくっついて、にこにことお喋りをしていました。
えっ!一体どんな魔法をつかったの!?と思うほど、子どもが生き生き、伸び伸びしているんです。
「子どもが、話しやすい雰囲気を作ってあげるんだよ」
「”向こう合わせ”というかね」
「体験の中で学ぶことが大切」
「”誘導保育”という言葉があってね。やらせるんじゃんくて、やりたい!って感じてもらうように」
カッパ先生は折に触れそういった事を教えてくれました。
いつも本を読んで学び続けているかっぱ先生。
原動力には、子どものような好奇心と興味の塊があるように見えました。
本当に、少年かと見まごうほど(すみません?)
その姿は、まず大人が楽しむ、ということを実践しているようでもありました。
そして、カッパ先生の保育は、いつも子どもが主体にありました。
子どもがはじめた小さな事を大切にして、そこから保育が始まっている。
そんな、カッパ先生の優しさと園長マメの情熱と。
その2つは今のころりんの現場でも、脈々と息づいているように感じます。
なにせ、子どもがエネルギーをたっくさんくれますしね!
ころりんはいつでも、子どもが主人公の場所。
一人ひとりを大切にする大人と共に、どんなあそびをひろげていき、どんな物語が生まれるのか。
そんなことを今日も楽しみに、子どもと歩んでいきたいと思います。