きじ組 保育の広場

平成27年7月

★お泊まり会に行こう★

お泊まり会の話を子どもたちにした最初の日、きじ組の部屋の端に集まり、ひよこちゃんとはとさんには内緒の「きじだけの特別な話」として、「楽しい公園に行こう!」「みんなでころりんに泊まっちゃおう!」と、お泊まり会の流れを話したのですが、みんなの反応が本当に素晴らしかったです!

森林公園での自転車やアスレチック、ころりん温泉など、普段のころりんでの生活からまたパワーアップした内容に、目を見開いて食い入るように聞いてくれたり、隣にいるお友達と顔を見合わせて手を取り合ったり、興奮冷めやらぬ様子で飛び跳ねたりと、最後は「みんなで楽しいことするぞ〜!!」と円陣を組みました。

★グループ分け★

最初は『4つのグループ』ではなく、『4人で1グループ』と思ってしまったようで、4人組になったところから「できた〜」と声が上がり、4人組がたくさんできたところで数を数えてみると、「あれ? 4こじゃない!」と…。そこで1つのグループの人数を増やしてみたらどうだろう? とグループ間同士での移動が始まります。

ここで子どもたちの中から、ポツポツと、「人数はどこも一緒の方がいいの?」「そっちの方がいいよ」などと、「1つのグループが何人か?」から「4つのグループの各人数は同じにしたい」と捉え方が変わりました。そこで、どうすれば同じ人数になるのかを考え、「今、きじ組は何人だ?」「あ! 24人」となり、24この丸を書いてみることになりました。24この丸を書いてみると、その紙を見て、「7人ずつならぴったりだな」といきなり正解に近い答えが出てきてこちらが心の中で驚いていると、「いや6人だよ」とすぐにぴったりな数が…6人にはなぜか納得する子が多く、6人ずつにしてみよう! と6こずつ丸を書くと、「ぴったりだ!」とみんな大喜び、こうして『1つのグループは6人、それを4グループ作る』となりました。

グループが決まると次は名前と看板書き、グループ名はみんなで相談し、たった数分で決まるところもあれば、何が良いかみんなが譲らず、4つ5つ名前が出て、「どうしよう?」となっているうちに言い合いになり誰かの泣き声が響く…みんなで思いをぶつけ合い、グループ6人のうち2人はこのような形で涙を流すとても激しいグループもありました。 このグループの名前の決まり方は、もめている間は、「僕は○○って名前がいい!」などをほとんど言っていなかったAくんが、みんなのぶつかり合いや涙から様々考えてくれたのでしょう。Aくんが一言「おもちグループは?」と、すると他の5人が一斉に「おもちいいね!」とこの場所から一気に歓声が上がり、両手を広げて喜んでいる子もいました。大人はあっけない決まり方と感じてしまうかもしれませんが、互いに意見をぶつけ合っていた数人が一瞬にして一つの答えで一致する、一体感と、そこはこれだけぶつかり合ってもやっぱり仲良しなんだなと思う決まり方でした。

★Bくんが教えてくれたから★

男の子2人による心温まるお話です。(この日の前日、Bくんのお家にCくんが遊びに行っていました)これまでにころりんで自転車に乗っていなかったCくん、仲良しな友達が乗っていても、やりたくない気持ちが強かったようでCくんには声はかけずに「いつ乗るかな…」と様子を見ているところでした。

そんなCくんがこの日は登園直後の第一声が「自転車乗る!!」と自転車小屋へ一直線に走り出したのです。乗りたい自転車を見つけ、「後ろ持ってて」とはじめは大人が後ろで持ち、勢いがついてきたところで手を離すと一人でこぎ進めるようになる。これを何度も繰り返しやっていました。するとBくんが近づいてきて、「キックはこうやるんだよ」と自転車に乗り見本を何回も見せてくれました。(キックとは自転車をこぐ際に最初に地面を数回蹴ることです)そのBくんの姿をCくんはじーっと見つめ、「わかった!」とBくんの後ろで真似をするようにやっていくと、そこにはもう大人がその場には必要ないBくんとCくん2人だけの空間となっていました。何度もキックのところを繰り返し見せるBくんと、そこからキックを自分のものにしたいという思いで他のところには目もくれずBくんだけを見ているCくん。2人の真剣さ、集中力はものすごく、あっという間にCくんはキックから一人で乗れるようになり、よっぽど嬉しかったのでしょう、その日1日ずっと自転車に乗っていました。この2人がすごいのはその後にも続きます。自転車に乗れるようになって数週間がたった今でも、Cくんは「Bくんが教えてくれたから!」とそこにBくんがいるいない関係なしに言っていて、Bくんも「Cくんが乗れるようになったのは僕が教えたからだよ!」と、お友達のことを認め、感謝し、尊重し合う、そして自分もこんなところがすごいんだよ! という自己肯定感など…お家に遊びに行ったことと、次の日のこのような出来事、2人の距離はぐっと縮まったことでしょう!!

いし

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