きじ組 保育の広場

平成27年6月

<魚事件>

先々週の火曜日、ころりんの裏にある川へ行って来ました! Aくんの「川行きた〜い! 川行こ〜よ!」の一声で「おれも行く〜!」「うちも!」と、子ども達はノリノリ!

げ「じゃあ川行こっかー!」と言うと「イェーイ!」と、9人程の子どもが集まり川へ行く事になりました。

一番に魚を捕まえたのがBくんです。みんなが「つかまんない〜」「さかないないな〜」と言ってる中、

B「あ! さかなはいってる!」
みんな「えーっ! どれどれ!? どうやったのぉ?」
B「え? ここでさかないないかなぁ〜ってあみ動かしてたらね、いた!」

Bくんが立っていたのは川の流れの真ん中。その足下にあみを潜らせていたら、入っていたそうです!「やったー! つかまえたぞー!」と喜ぶBくん。おれも捕まえるぞ〜! と燃える子ども達! さっそく皆も真似して自分の足下を探ると、「いた〜!」「つかまえた〜!」とあちこちから「とったどぉ〜!」の声が! みんなほくほく顔で川から帰って来たのでした。

「これはおれの〜」と、各自魚を入れた虫カゴをきじの部屋に置くと、早速エサをあげて可愛がっていました。その日は帰る時間になり、皆は魚を置いて行きました。次の日の午後です。

「あ〜っ! 魚が死んでる!」という子どもの声にかけつけてみると、昨日Bくんが捕まえて嬉しがっていた、大きめな魚(6cm程)がプカプカと浮かんでいました。みんなは「Bくん呼んでくる!」と言って園庭であそんでいたBくんを呼んで来てくれました。死んでしまった魚を見て悲しそうな顔をするBくん。その魚が入った虫カゴを持ち、しばし無言で佇んでいました。その様子を見ていたAくん。

A「どうして死んじゃったんだろうね。やっぱり一日3食あげないとダメなんだよ」
B「……あげた。…4食。昨日から数えたら」

そうなんです。嬉しくてお世話をしすぎてしまったみたいなんです。

するとBくん、「うめてあげる」と言い、その魚を土に埋めてあげました。その時のBくんの真剣な表情。言葉にはまだならないけれど、Bくんの胸の中ではきっと様々な思いがかけ巡っていて、色々な事を感じている。そんな様子がそばにいるこちらにも伝わって来ました。

…と、生命の大事さを学び、それから大切にしていってくれる…はずだったのですが…。 その日から2週間程経ったある日、魚が入った虫カゴの辺りを通りがかった2人のひよこちゃんが鼻をつまみながら「くっしぇ! くっしぇ!」と言って足早に通り過ぎて行くのです。そうなんです! あれから約2週間、皆からほぼ放置されていたお魚さん達は全滅状態。きじ組の教室にい〜い臭いが立ち込める様になっていたのです…。

話し合いの末、唯一生き残っていた一匹のお魚さんの水を換えてあげ、「おはかつくってあげる!」「ここならほら! 天国に近いからいいんじゃない?」と言って自転車小屋のそばにお墓を作って、死んでしまったお魚さん達を埋めてあげました。自分達で穴を掘って土をかけてあげ、小さな石コロを○(まる)く並べ、花を集めて置いてあげていました。

お魚さん、死なせてしまってごめんね。次出会った時は、また子ども達も考えて、大切にしてくれると思うんだ! その時はまたどうぞよろしくお願いします。

今回、捕まえた魚をどうするのか、どうしたらいいのか、子ども達に気が付いてほしく、石くんと相談して、成行きを見守っていました。

生命あるものを扱う、飼う責任と育てて行く喜びを、子ども達と担任2人一緒に考えて学んで行きたいと思いますので、長い目で成長を見て頂きます様お願い致します。

げんき

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