ひよこ組 保育の広場

平成26年10月

《子どもの力!》

2学期がスタートした初日、いつもと違ってとても不安そうで強張った表情のAくん。登園すると「ねぇ、みなみ! Aね、ころりんお休みしたいの」と普段自分の気持ちをなかなか口にしないAくんが勇気を出して話してくれました。みなみ「そっか…行きたくないって言えてすごいねー! Aくんの気持ち教えてくれてとっても嬉しいよ」

お母さんとも相談をし、その日はゆっくりお母さんと過ごして頂くことになりました。

そして集まりの時間、仲良しのBくんが「ねぇねぇ! Aくんなんで居ないの?? Aくん居ないの悲しい。早く会いたいなー」と一番に気が付き心配していました。AくんとBくんは1学期の途中から追いかけっこをしたり、サッカーをしたり、虫をとったりと意気投合し、2人で仲良く遊ぶ姿がありました。

次の日、今日も強張った表情で登園したAくん。「今日も…お休みしたいの」みなみ「そっか…昨日ね、Bくんとひよこちゃん達がAくん居ないの悲しいって言ってたよ」と集まりの様子をAくんに伝えると一瞬顔がゆるみ嬉しそうな表情をみせましたが、また強張った表情になり、「ううん、Aは大丈夫だよ! 休みたいの」「そっか、そっかお母さんと一緒に居たいよね」と言いながら、昨日の事もあったので、Bくんに会ってほしい! と思い、お母さんには帰って頂くようお願いしました。お母さんと離れると大泣きするAくん。するとそこにBくんが登園すると「あっ! Aくん!」と満面の笑みで嬉しそうに声をかけました。その声を聞いたとたん大泣きしていたAくんが泣き止みBくんを見つめました。
Aくんの表情はだんだんと明るくなり、力がすーっと抜けるのがわかりました。そこから2人でパズルをしたり妖怪ウォッチの話で盛り上がったりとAくんはとっても元気に遊び始めました。

Bくんに会った事によって悲しかった気持ちが一気に吹き飛び、2人の嬉しい! 遊びたい! と思う真っ直ぐな気持ちが重なりAくんの心を動かし楽しく遊び始めることができたのだと思います。子どもにしか作り上げられない関係性があるということを学ぶと同時に、2人の熱い友情に感動しました。

みなみ

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