ひよこ組 保育の広場

平成24年1月


さあ、3学期が始まりました。冬休みを終えたひよこちゃん達。
バスから降りて来る姿や、お母さんと一緒に歩いて来る姿を
見ていると、しばらく会わない間に随分変化が・・・身長が
伸びていたり、顔がふっくらしたり、体つきもひと回り大きく感じられ
顔つきもお姉さん、お兄さんぽくなっています。成長を確認です。

いえ、いえ見た目だけではありませんよ、ひよこちゃんの
成長は!!入園したてに「おんぶして!!」「抱っこして!!」と親子で
登ったレクセンの山道を、今回きじさんの登山ルート「男坂」から
ひとりひとりリュックを背負い、のんびりながらもベースキャンプへ
自力で歩くことが出来ました。

思えば着替え一式とお弁当が 入ったリュックを背負っただけで
「重いからお散歩行きたくな〜い!!」 と泣いていた春先。

「お散歩に行くからあつまるよー!!」と言って から2人ずつ手を
つないで並ぶのに50分もかかっていた夏の走り。

ころりんから100m程しかない追分橋のたもとまで「疲れたー!!
歩きたくな〜い!!」とダダをこねて歩いた初秋。そして寒い冬。

「あのねチャコ。こうやって木を拾ったり、赤い実を拾ったりしなければ
山登りが『あ〜あっつまんない!!』てなっちゃうから止められない
のよ!!」「そうそう!!」と言っては立ち止まり、ひよこペースでじっくり
ゆっくり山登りを楽しむ姿にも成長を感じずにはいられませんでした。
ひよこちゃんの黄色い羽もはとさんへと変身中です。

でもやっぱりひよこちゃんはひよこちゃん!?ベースキャンプのブルー
シートにリュックを降ろすと「もう、お腹空いた!」「腹減った!」
「お弁当食べたーい!!」自分達基準のひよこタイム発動。
時計を見ればまだ10時45分。
「まだ早いけど・・・そんなに お腹空いてる?」と担任が聞けば、
ひよこちゃんみんなで 「空いてるー!!」と即答です。
燃料が切れればすぐに動かなくなるし、 満タンになれば
じっとしていられないのがひよこちゃん。

「はとさん、きじさん、お先にいただきまーす!!」と食べている間
だけは、とっても静か。ところが食べ終わると「早く探検に
行こうよお!!遅過ぎ!!」と一挙にパワー回復。

約10名で探検 開始です。「探検!!探検!!」と口ずさみながら、
道の幅や 傾斜に合わせて手をつないだり、離したり。誰かが転べば
「大丈夫?」と声を掛け合いながら下り坂を降りて行き、
中腹のグラウンドでは仲間を意識しながら池まで全速力で
かけっこ。
池のへりでは「落ちないようにね!」「手が汚れるよ!」と 仲間への
気遣いを見せ「Aこっちの道知ってるよ!!」の声にまわりは
「じゃA隊長になって!!」「こっちに行ってみたい!!」と仲間を信じ任せ
て細い道を一本線で歩き、隊長は隊長で後方が遅れていないか
数メートル毎に立ち止まっては仲間を確認し「がんばれ!!」
と声を掛ける思いやりと遅れれば待っていてくれる優しさを
見せてくれました。みんな見えない部分もしっかりと成長しています。

みんなが一緒に歩いているだけで生き生きとして見えるのも
みんなが一緒に走っているだkで笑顔満面になれるのも
心をかよわせ、響き合わせる喜びを感じているからに
違いありません。

「人は人と人とのつながりの中にしか本当の幸せを見つける
事が出来ない。地位や名誉や財産の中には本当の幸せを
見出す事は出来ないのです。」とは児童精神科医の佐々木
正美先生のお言葉です。
長年医療の現場でだくさんの子供・ 家族と接して来られた方の
言葉だけに、とても重みを感じます。

そして、ひよこちゃんの人としての成長を見ていると、全く
その通りだな・・・と思います。本当の幸せを小さいながらも
ひろい集めているかのような、ひよこちゃんの仲間へのまなざし。

レクセンの山を登っているうちに例年にない倒木の多さに
気付き、自然環境への不安ばかりに頭が行きそうな担任
でしたが、ひよこちゃん達の仲間へのまなざし、仲間への
仕事を見ているうちに「もっともっと目の前にいるひよこちゃん
の成長を見たい!!もっともっとひよこちゃんの声を聞きたい!!」
と思わされた担任なのでした。ひよこちゃんありがとう!!

チャコ

 
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